「喪の仕事」という言葉がある。
喪失した後に段階を経て残った者が再生していくこと(…と、私は解釈している…)。

この期間は人によって違うし、環境によっても違うと思う。
終わりがあるとも言えないかも。
亡くした対象が小さい大きい、関係の深い浅いにも関わらない。ここにツッコミ入れる人は多いと思うが、そこは誰にも介入できない。

これは本当に個人の心の中の作業なので、見えたり見えなかったりするんだと思う。

自分にとって大切な何かを失くした場合、結局は「時薬」しかない…と私は思っている。
ただ、その「時薬」の時＝時間も人それぞれの針の進みがある。
早いからといってもう大丈夫！な訳ではないし、遅いからとまだ引きずってるの？というのも違う。
一人の個人の気持ちの中の問題なので。

そして、時間が流れて悲しみが薄れるのではなく、懐かしく思い出すという形に変わっていくのかなと思う。

“悲しみ”はすぐそばに感じる痛みで、“思い出”は一定の距離を保って感じる温かみという感じ。

まだ、私は「喪の仕事」の途中で、あの時ああすれば良かった…こうしてたら…と考えたりしてしまう。それでも、人と会って話したりテレビを観て笑ったりもしている。
時薬の針はキチンと進んでいるんだと少し前向きになる。
トロいかもしれないけど、こうやって進むしかない。


スリッパに前足を入れて、このままウロウロしていたみぞれ（笑）かわいかったな



ホンマにいつも気持ち良さそに寝てました。


針は少しずつ進んでます。